2014年07月05日

「規制改革実施計画」への正しき批判

FOOCOM.NETに2014年7月2日付けで,「「新たな食品の機能性表示制度」の行方を憂慮する」と題した高橋久仁子氏のコラムがUPされた。
2013年6月14日に閣議決定された「規制改革実施計画」に盛り込まれた,いわゆる「健康食品」に機能性表示を認めることの問題点について,具体的事例を挙げながら指摘されている。
このコラムで高橋氏が指摘されている内容は,いずれも以前から高橋氏が著書等で指摘してきた内容である。高橋氏は,少なくとも20年以上前からこれらの表示等について問題提起されてきた。
残念ながら「規制改革実施計画」には高橋氏の問題提起は反映されず,
健康食品の機能性表示を、解禁いたします。国民が自らの健康を自ら守る。そのためには、適確な情報が提供されなければならない。当然のことです。
と主張する安部晋三政権の下,
世界で一番企業が活躍しやすい国の実現
のために,いわゆる「健康食品」の機能性表示を解禁しようとしている。

いわゆる「健康食品」の機能性表示を解禁することが,いかに「期待扇動商法」を助長するかを高橋氏は指摘されている。それが安部晋三氏によると,国民が自らの健康を自ら守る。そのためには、適確な情報が提供されなければならない。当然のことです。と読み替えることができるらしい。
少なくとも私には,どういう思考回路でこの安部晋三氏のような読み替えができるのか,理解できない。
きっと,私のような「愚民」には理解不能な理論に基づくものなのだろう。


なお,高橋久仁子氏は2014年3月末で群馬大学を定年退職され,現在,食品に関する情報の問題解決に寄与する組織の立ち上げに向けて活動されているとのこと,FOOCOM.NETの活動同様,応援していきたい。


<参考リンク>
平成25年6月5日安倍総理「成長戦略第3弾スピーチ」
posted by itoh at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境,食品,農業 | 更新情報をチェックする