2016年09月12日

『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』

やっと、『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』を読了した。
先に読んでいた『地球とつながる暮らしのデザイン』が、あまりにつまらなくてなかなか読み進められなかったこともあって、発行されてすぐに買ったのに、1か月以上も机に置いたままになっていた。

本書は、子育てしている一般の大人向けに書かれていることもあって、読みやすく書かれている。私にとっては、執筆者の大半が何度もその文章を読んでいる人たちだったこともあって、一気に読み進めることができた。
子育て中の大人や今後子育てする予定の人たち、また教育現場(学校教育、社会教育)における副読本としてもすぐれた1冊となっている。

細かい点では、もう少し掘り下げて解説して欲しい!と思った点はある。
1つ挙げると、堀成美氏「ワクチンは毒だと聞きました」で、ワクチンの副作用について副反応はゼロではありませんが、ごくまれです。としか述べてない部分。
ワクチン摂取に不安を持つ保護者の多くは、漠然とワクチンの副作用に対して不安を持っているからこそ、反ワクチンに流されやすいと思われる。もちろん、ワクチンそのものの有用性を分かりやすく解説している本項は素晴らしいのだが、加えて、ワクチンの副作用についても同様に解説していただき、保護者の不安を少しでも取り除いて欲しかった。

私が特に良かったと思ったのは、「第4章 教育」の部分。この章で取り上げられている内容も既に知っていたが、改めて読んで、学校教育現場の異常性を改めて痛感した。
別の視点ではあるが、林竹二氏が1970年代から1980年代にかけて痛烈に批判した学校教育現場の構造的問題が、21世紀の現代においても何ら変わらず存在していると感じた。しかも、ニセ科学に基づく親学等を、現日本国首相の安倍晋三氏らが普及を図っていることに、背筋が凍る恐怖を感じた。
posted by itoh at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境,食品,農業 | 更新情報をチェックする

抗酸化物質に注意

2016年8月3日付け「食品安全情報(化学物質)No.16」(pdfファイル566KB)に、EurekAlertの「抗酸化物質に注意、科学的レビューが警告」という記事が紹介されている。
その記事の中に、次の一文がある。
抗酸化物質は健康的な酸素分子と病気に関連する酸素分子の両方に干渉する。

いい加減、”抗酸化物質=体に良いもの”というステレオタイプ的な発想は止めたらどうだろうか。
特に問題なのは、公的機関、農研機構や地方自治体の試験研究機関や中央・地方を問わない行政機関が、”抗酸化物質=体に良いもの”という発想を前提として、血税を用いて様々な事業を行っていること。もちろん、基礎的研究を進めるのは必要だと思うが、こうした公的機関の多くでは、実用化事業として取り組んでいる。
もっと適切な公金利用が行われて然るべきだろう。
posted by itoh at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境,食品,農業 | 更新情報をチェックする