2013年08月28日

アザジラクチンの食品健康影響評価

食品安全衛生blog2013年8月28日レビューから引用。
・ アザジラクチンは、食品に残留することにより人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるとは考えられない

食品安全委員会(結論したようだ)

http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20130826sfc

(ニームオイルの成分。合成農薬を使わないとか称してニーム製品を使うのは、それがアバメクチンなどを含むインチキ製品でなくても、普通に農薬使ったものよりハイリスクという話。農水農薬疑義資材コーナーも参照。

http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_sizai/

平成15年に改正された食品衛生法(平成18年5月29日施行)で残留農薬基準にポジティブリスト制が導入された際,「食品を接種することによって人の健康を損なうおそれがないことが明らかなもの」として対象外物質65物質が指定された。その中に,アザジラクチンとニームオイルが含まれている。
今回の件は,2012年7月18日に厚労省から食品安全委員会に対してアザジラクチンに係る食品健康影響評価の要請があったことに対する報告である。
食品安全委員会での評価結果の詳細は本報告(PDFファイル約800KB)を参照いただくとして,評価結果について,本報告の要約から一部引用する。
 さらに、各種毒性試験結果から、アザジラクチンの毒性が極めて低いとは判断できず、EFSA においては一日摂取許容量(ADI)及び急性参照用量(ARfD)が設定されている。
 以上のことから、アザジラクチンは、食品に残留することにより人の健康を損なうおそれがないことが明らかであるとは考えられない。

今までアザジラクチンやニームオイルについては,食品衛生法の対象外物質への指定によって,農薬利用に事実上の国のお墨付きを与えたように解釈されていたが,その解釈が根底から崩れることになる。
本報告を受け,今後,厚労省で対象外物質の指定から外され,ADIの設定及び残留基準値の設定が行われると思われる。

なお,uneyama氏のコメント出てくるアバメクチンは本年農薬登録され(商品名:アグリメック,エイビッド),なす,すいか,メロン,ピーマン,ねぎ,茶,花き類・観葉植物で使用可能となっている。


<参考リンク>
食品中の残留農薬等(厚生労働省)
ポジティブリスト制度についてのパンフレット(PDFファイル約2MB)(厚生労働省)
ポジティブリスト制度について(Q&A)(厚生労働省)
いわゆる対象外物質についての質問(PDFファイル64KB)(厚生労働省)
第486回 食品安全委員会(食品安全委員会)
資料4-3:食品衛生法(昭和22年法律第233号)第11条第3項の規定に基づき人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が別に定める物質(対象外物質)に係る食品健康影響評価に関する審議結果について<アザジラクチン>(PDFファイル約800KB)(食品安全委員会)
アバメクチン農薬抄録(FAMIC)
posted by itoh at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境,食品,農業 | 更新情報をチェックする
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