2014年01月03日

食品分野スタッフの食品安全に関する知識
(アクリフーズ冷凍食品からマラチオン検出(その2))

食品安全情報blog2013年12月31日でuneyama氏は,次のように述べられている。
それよりも「食品の安全に関わる部署で知識が無かった」というのは本当にそうなのですか?この手の意図的混入(?)事件は知識があっても完全に防ぐのは難しいものですが、食品の安全に関する部署でその認識というのはそれよりもっと重大な問題なのですが・・・。ちょっと信じられないので記録に残しておきます。

これは,マルハニチロホールディングス又はアクリフーズの食品安全関連スタッフが,LD50とARfDの違いを理解しておらず,当初LD50値を基に当該冷凍食品の安全性を評価していたことに関連してのコメントである。

約15年前に2年間のみだが,私は某食品メーカーの工場で品質管理に携わったことがある。
私の経験が現在でも通用するのであれば,食品メーカーの品質管理部門スタッフの一般的な認識は,残念ながらuneyama氏が危惧する程度なのが実態であろう。
その当時の私は,ADIやARfDの認識はなかった。残留農薬基準値(当時はネガティブリスト制)があることは知っていた。定期的にサンプルを外部委託して基準値超えしていないかチェックしていたが,食品安全分野へ個人的に関心を持つことはなかった。製造中の異物混入などには注意は払っていたが,「食品の安全性とは何か」といった認識を改めて意識したことはなく,そうした知識習得の必要性を感じることもなかった。
当時,会社としてHACCPやISO9000シリーズ取得へ向けた取り組みを行っていたので,もう少しその企業に在籍していれば,少しは違っていたかもしれない。ただ,個人的にきちんと意識をもって,食品安全分野に関心を持っていたかどうかは疑わしい。

こうしたスタッフ教育の問題は,民間企業に限らない。
以前から本blogでも述べているが,行政組織における農業技術職員においても,業務に関連があり基本的知識は習得しておくべきなのに,食品安全分野についての知識習得が疎かになっている。
posted by itoh at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境,食品,農業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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