2016年01月10日

農水省に宮城県、それで良いのですか?

この連休、畝山智香子氏の新著書『「健康食品」のことがよくわかる本 』を読んでいる。
全体的な感想は読了してからupするつもりだが、今読んでいる部分で取り上げておきたい一文があった。

101ページ(エキナセナに関する記述の中で)
食品に関しては効果効能以前に安全性の確保が大切なのです。

このように公務員なのに、なにかあった場合の責任は医療に押しつけて安全性より利益追求が重要だと行動してしまう状況が日本の地方行政にはあるのです。

特に2つ目の引用部分、この点は中央官公庁も含め、行政組織の産業振興部門において顕著に見られる。
本blogでも度々取り上げているが、宮城県では、東日本大震災復興関係の農水省の事業(通称「先端プロ)の中で農産物の機能性成分に着目した試験研究があり、ルイテイン等の抗酸化物質を多く含む農産物で機能性食品表示を目指した仕事をしている。この試験研究では、宮城県(試験担当は、宮城県農業・園芸総合研究所)を始め(独)農研機構食総研、東大・東北大・慶応大の各医学部等が参画している。これが医学分野の基礎研究であれば分からなくもないが、この事業は、東日本震災被災地における復興に寄与するため、農産物の付加価値販売を目的とした実証研究事業なのである。
果たして、多額な税金を投入して研究するようなものなのだろうか?
国民の一人として、税金の使い方に疑問を持たざるを得ない。
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2015年12月23日

畝山智香子氏の新著書

2016年1月12日に、畝山智香子氏の新著書『「健康食品」のことがよくわかる本 』が刊行されるとのこと。Amazon.co.jpで、予約注文を受付している。
posted by itoh at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境,食品,農業 | 更新情報をチェックする

2015年12月08日

機能性食品表示制度の実態

2015念12月7日にupされた、FOOCOM.NET編集長の視点で、機能性表示食品について、合田幸広氏(国立医薬品食品衛生研究所薬品部長)のインタビューが掲載されている。機能性食品表示制度の実態を知る、正鵠を射た記事となっている。
こうした、私に言わせると眉唾的な制度を、行政組織も産業振興のために活用しようとしている。もともとが安倍晋三氏の規制緩和政策の一環で始まった制度だが、あまりにも中味のない酷い制度ではないかと思う。
posted by itoh at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境,食品,農業 | 更新情報をチェックする

赤肉・加工肉の発がん性についての良解説

2015年11月30日、食品安全委員会ウェブサイトに「レッドミートと加工肉に関するIARCの発表についての食品安全委員会の考え方」というページが開設された。
つい最近まで、マスメディアで騒がれていた、IARCの発がん性リスク分類で、加工肉のリスクとグループ2A「ヒトに対しておそらく発がん性がある」に分類したことが報道されていた件についての、食品安全委員会の見解・解説のwebページとなっている。
IARCのこの分類については、度々マスメディアが無責任な報道をセンセーショナルに行ってきたが、この分類について理解するための簡単な解説も掲載されており、また食の安全性の考え方の基本も解説されている。

今回の報道では、国内外で加工肉の販売が落ちたらしく、日本ではお歳暮時期ということもあって、お歳暮商品のハム類の販売が落ちたとの報道があった。相変わらず、「みのもんた症候群」から抜けきれない国民性を露呈している。
鳥獣肉の発がん性については以前から指摘されていたし、その摂取量によるものであることも示唆されてきた。そうした情報を知っていれば、今回の報道に左右されることはないはず。
今回の件と少し違うが、たとえば燻製や炭火焼きなどは、発がん物質が多く発生することから、以前から食品の焼き過ぎに注意するよう、国内外の政府系機関等が指摘している。一方、食品メーカーによっては、燻製の風味を活かしつつ、こうした発がん物質の発生を抑えるため、食品添加物を利用した燻製商品を開発しているが、こうした企業努力も、人によっては健康を害する食品添加物を利用した消費者騙しの商品開発、と捉えられてしまう。

マスメディアも、何度もIARCの発がん性リスク分類を取り上げているのだから、あの分類をどのように理解すべきか、いい加減きちんと理解できないのだろうか。
だから、「マスゴミ」と揶揄されるのだ。

ちなみに、トーストもほんのり薄茶色になる程度までに抑えておかないと、発がんリスクが高まると言われている。もちろん、これも摂取量の多少とも関係してくるので、ときどき食べる程度であれば、気にする事はない。
ただし、「こんがりトースト」が好みの方は注意が必要かも。

なお、この件については、食品安全情報blogでも何度か取り上げられているし("日記の検索"で「加工肉」等で検索)、食品安全情報(化学物質) No.23 (2015.11.11)(pdfファイル、約600KB)でも解説されている。併せて読んでいただきたい。
posted by itoh at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境,食品,農業 | 更新情報をチェックする

2015年11月09日

ベストとワーストの日本食

2015年11月9日食品安全情報blogに、次に引用する、なかなかcoolなレビューがupされている。
・ ベストとワーストの日本食

Best and Worst Japanese Foods

by Andy Bellatti | November 04, 2015

http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/article/best-and-worst-japanese-food

もし調理が少ない食品を探しているのなら生の魚を切っただけの刺身のような日本食がいいかもしれない。心臓に健康的なアボカドと繊維の多い玄米と抗酸化物質の多い緑茶の寿司ランチは良さそうに聞こえる。しかし塩と油をたくさん食べるのでベーコンチーズバーガーのほうがましになることもある。

米国では寿司の人気が高まり1960年代に最初の1店ができてから今や約4000店がある。同時にアメリカナイズされ、「フィリーチーズステーキ寿司ロール」のような「モンスター」巻き寿司もできている。

ここに注文すべきメニューと注文すべきでないものを示す。

5つの最悪日本食

1.みそ汁-ナトリウム爆弾

2.スパイシーロール-マヨネーズ入りの巻物

3.天ぷら

4.うどん ナトリウムが多い

5.火鉢(鉄板焼きのことらしい)

ベスト5

1.枝豆

2.刺身

3.シシトウ

4.冷や奴

5.ほうれん草のおひたし

(写真が見るからにノルウェーサーモンな感じで、それとアボカドが日本食の代表って言われるとなんだかな。塩はどうしようもない欠点。)

なお、括弧内はuneyama氏のコメント。
「和食日本人の伝統的な食文化」がユネスコの無形文化遺産に登録されたからといって、必ずしも「和食」が健康的な食事とは言えない。そもそも、「和食」の安全性が評価されたわけではなく、全く別の価値観で選定されたことを、きちんと理解しよう。
posted by itoh at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境,食品,農業 | 更新情報をチェックする